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映画『気狂いピエロ』 [cinema]

”ヌーベルバーグの旗手”ジャン=リュック・ゴダール監督作品。

ゴダールは一応『勝手にしやがれ』『中国女』は既に観ていたのですが、

この『気狂いピエロ』が最高傑作と謳われていて、ナルホドなぁと納得した次第です。

『勝手にしやがれ』はジーン・セバーグがとてもキュートで素敵!でしたけど

物語的には先に観ていた『俺たちに明日はない』の方がインパクトがあって好きでした。

(青は藍より出でて藍より青しってヤツかな。。)

 

前半の現代美術のキュビスムに似た画面。

(『中国女』でもそんな画面を観てカッコイイじゃん?!なんて思ったような。。)

 

倦怠と失望の果てに愛を誓って逃亡する男女。のどかな海辺の風景とヨットハーバー。。。

フランスの海辺ってどうしてこうロマンチックに見えるんだろう??と真剣に思いました(笑)

どこの海も海であることに変わらないのに、ここまでロマンチックに見えるのは

素晴らしくロマンチックなフランスの海を、映画の中で見てきたからでしょうか。。。(^^;

 

主役のジャン=ポール・ベルモンドも退廃的で、

それでいて憎めないような愛嬌があって。。素晴らしかった。

とっても可哀相だけど。。仕方ないですね(笑)自分のしたことは自分でケジメつけるってことでしょうか。

ストーリーに一本の強固な芯が貫かれていて、観ているほうも安心して見ていられました。

物語の柱って大事ですよね。。。

 

最初から最後まで観念的なストーリー(何かの詩なのかな。。?)が朗読されていて、

私にはさっぱり何のことやら半分も理解できなかったです。。(--::

でも、そんなんでいいのかなーとも思ったり。

語られる言葉の意味よりもここまで語らないといられない焦燥感というか、

そんな雰囲気だけでいいんじゃないかと。。。(^^;

 

私にとってもゴダールの最高作品になりました(^^)v

まだ、3作品しか観ていませんけど。。。。(笑)


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tomoko

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします!

 私のブログが更新なしでそのままになっている間に、
ななひつじさんはこまめに更新していらっしゃる!
映画のお話、読んでいて楽しいです。

そして、年も新しくなり、少しずつ球春が近づいています。
今年は、ぜひ神宮球場でお目にかかりたいです(^^;;
by tomoko (2006-01-13 00:54) 

ななひつじ

<tomokoさん
私の方こそ、ほ、本当に遅れまして。。。。おめでとうございます。
こまめに更新していたのは幻となってしまいました。。。
マイペースが一番ですよ!!きっと。。。
tomokoさんもマイペースでお互いブログ楽しみましょう♪

キャンプインで野球の季節もアイドリングかかってきましたね。
まだ冬眠している私にはもうそんな季節!?とビックリです(^^;
by ななひつじ (2006-02-04 22:27) 

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