「クラッシュ」と「ブロークバックマウンテン」 ~アカデミー賞の争い [cinema]
とうとう、この2作品について書ける!とワクワクしてます。
基本的に心に何かを残された映画しかこうしてブログに書こうとは思わないのですが。
どんな感想になっても書きたいと思っていたのでした。
05年のアカデミー賞を取るのではないかと噂された有力作品「クラッシュ」と「ブロークバックマウンテン」
私の予想は(私が一番面白そうな映画だ、と思ったから)なんと「カポーティ」だったわけですが
(会社の同僚には「いや、カポーティはありえないっしょ」といわれた。彼の理由は後ほど)
取ったのは「クラッシュ」
その会社の同僚に「やっぱりアカデミー賞ってのは頭の固い、”文部省推薦映画”みたいなカンジなんだね!つまらん!!」と憤慨していたら、彼は同意してくれつつも、
「アカデミーだからね~(笑)同性愛とか認めるわけないじゃん。カポーティだってアル中ヤク中のホモな人物だったからアカデミーが選ぶとは思えない」
‥そういう理由だったんですか‥カポーティ‥。
私はこの「カポーティ」という映画見てないので詳細は分からないのですが(今度借りようっと♪)
とにもかくにも、映画の面白さで賞を決めないで個人の主義やマイノリティで枠外にするなんて、なんて小さいんだ、アカデミーよ!アメリカよ!とか思っていたわけです。
で。映画の評判が「感動した」とか聞いていたのでスッゴク楽しみにして「ブロークバックマウンテン」を見に行ったわけですよ!
。。。。え。。。。?
あれ、私、それほど感激しなかったんですけど。。。
(つーか男女交際禁止の校則と戦う高校生だって、人目に付くかもしれないところで、ましてやチューなんてしないわよ!その上貴方達は同性同士で頭の固いテキサスで女房持ちなんだから、そんなに好きなんだというのならもっと自分を律するべきでは?日本の不倫してるエロ中年親父だってもう少し理性を保つのでは・・?)
なんて思っちゃって。ラストシーンは素敵だと思うけど‥うーん。
私の好きな”ひまわり”や”ベティーブルー”の方がいいかなぁ。
そう思うのは私が主人公の奥さんの気持ちを考えてしまうからかなぁ?etc、etc‥。
やっぱり、期待した映画は期待が大きすぎてダメなのか。
じゃぁ、私があれほどアカデミーめ!ペッペッペ!!とか罵ってたのに
アカデミーがクラッシュを選んだのは正解だって事。。。?
そしてクラッシュ見ました。
前述の同僚にも「ななひつじさんはきっと好きな映画だと思うよ」といわれていたのですが。
うん、よく練られていて、引き込まれて、中々良い作品でした。
人間の嫌なところも良いところもありました。
人間が書かれていたなぁ、と思ったわけです。良いこともあれば、悪いこともある。っていう人生があった。
何となく2つの作品を見比べて、(どちらも賞取っても可笑しくないくらい素晴らしい作品だったのは明白!)
クラッシュの方が平等な感じがして私はアカデミー賞を取ったのが分かったように思えました。
何でもかんでも平等ってことは人生ないのかもしれないけど、誰もが(というか私は)人間の元は平等であって当然であって欲しい、と思うので。
しっかし、クラッシュのマットディロンが私にはセサミストリートのバードにしか見えませんでした。。。
さて、マットディロンはどの子でしょう!(笑)
Sesame Street - 25th Birthday Musical Celebration
- 出版社/メーカー: Sony Wonder
- 発売日: 1997/07/02
- メディア: DVD
見た映画の感想を1行で語ろう。 [cinema]
何の因果か一ヶ月に映画を12本見ることになってしまい。
私は観たぞ!という記念に”一行感想”を書こうと思いついた。
なんか、やっぱりただの走り書き。お粗末さが感じられます。。。
語彙の無さが招いた結果か。
文字数が短くなれば、より印象に残ったことを書けるだろう、という私のレベルの高い目論見もレベル最低下に着地してしまいましたわ。
でも折角考えたので、明日の語彙の糧にします!
では、
見た映画(DVD)の感想を1行で語ろう。
*[バッドアス!]
自分や、自分の夢が認められない夢追い人必見!勇気を貰おう。みんなクールだよ!
*[モーターサイクルダイアリーズ]
世界を変えるきっかけはどんな所から生まれてくるか分からない。素晴らしいゲバラ役もね。
*[モンスター]
悲しい作品。愛と孤独は紙一重。演じきったシャーリーズセロンに敬意を。
*[ストレンジャー]
情熱とセクシーさを観客に感じさせるアントニオ・バンデラスの印象が私には強すぎて、え?って。
*[MI2]
トムは短髪が一番似合うと思う!新たなスパイ映画シリーズの誕生。
*[セッション9]
映像には凝ってます、結末までのドキドキを楽しめばいい。
*[リチャードニクソン暗殺を企てた男]
ダメ男も似合うショーンペン。閉塞感にジリジリする。
*[炎のメモリアル]
典型的アメリカ人を米映画では目新しく描いた、のか?‥涙しました。
*[若き獅子たち]
マーロンブランド、かれの容姿にこそハンサムという言葉は相応しい。
*[25時]
スパイク・リー映画の主人公が白人なことに驚き。エドワード・ノートンが目当てで見たのよ。。
*[ヒトラー最後の12日間]
あの狂気の時代の、様々なドイツ人がいた。ユダヤもアーリアもドイツ人。
*[ジダン~神が愛した男]
ピッチに入るジダン、ボールの囁く音、シンプルでスタイリッシュな映像。
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こんなカンジ。
もう一回できるかな~。
映画『ヒトラー~最期の12日間~』 [cinema]
「ドイツにはブルーノ・ガンツが、韓国にはソン・ガンホがいる。何故、日本には誰も居ないんだ!!」
凄くいい映画でした。
見終わった後に「ああ、ドイツの人が始めてヒトラーを、あの頃のナチスドイツを描いたんだ」と。
邦題は”ヒトラー”なんですけど、私が思ったのはヒトラーを中心として暗黒の時代だったドイツが描かれていると思いました。ちょっと邦題に偽りありでは?なんて。
迫害されたユダヤ人もヒトラーも”ドイツ人”。いろんな”ドイツ”人が出てきます。
(ナチスドイツ側にいたドイツ人が話しの中心なので迫害された”被害者”はあまり描かれませんけど)
ヒトラーの腹心”ゲッペルス”一家が凄かった‥。どっぷりナチス側の人間だった訳ですから、この時代のナチスドイツの”手本”だったのかと思うと背筋が凍る想いです。
日本でも”御国のため、特攻せよ、命を捧げよ”だった訳ですから戦争の狂気を感じます。。
この一家の末路を見ると、でも今の時代もいろんな意味で狂気だよな、とも。
ヒトラーを許さないのは当然なんですけど、そんな”悪”の部分は人間だったら誰しも内にあって、ヒトラーのような腫瘍になりえるってことを受け入れられるか否か、っていうことが大事だと思う。
この映画を批判していた記事にイスラエルの新聞があって、傷を受けた人にとってはどんなに謝罪を重ねようと、付いてしまった傷は傷跡にしかならないんだな、と思いました。当然のことですけど。だからといって謝罪しなくていい、とかいうことじゃなくて、謝罪と悔恨と、被害者に加害者が出来ることって何だろう、と。
この時代、ドイツも日本も共に”悪い道”にしか進めなかった訳ですが、今度は”良き道”で良いことのために手を組めたら最高ですね!
そして名優ブルーノ・ガンツ!
彼演じるヒトラーは偏執狂で乱暴者で‥痛々しく思えるくらい、おじいちゃんに見えました。
そして、どこにでもいる普通の男のように女にやさしい男という‥。
本当に名優でした。
ドイツにはブルーノ・ガンツがいて、韓国には名優ソン・ガンホ(私にとっては)がいる。
では日本でいうと誰?と思って、上記の叫びになる訳ですよ。。。
私には好きな役者さんいますけど、彼らみたいな名優って誰だろう?って考えると。。。
何か悲しいな。。
映画『インサイド・マン』 [cinema]
全国公開に先駆けて、試写会に行って見てきました!(^^)
なんかもう。。いつも同じことしか言ってないのでアレなんですが
デンゼル、むっちゃカッコイイ。。。!!!
と、目をハートマークにして帰ってきました(笑)
サスペンス要素も入ったストーリーなのでネタばれにならない程度に書ききますが、
この役のデンゼルは”タイムリミット”と”グローリー”、”クリムゾン・ダイド”を複合させた
性格かな?なんて思いました。
そう、とりあえず。
デンゼルの役どころはやっぱりかっこいい役だった、ということで。。(笑)
「オレにはコネなんて必要ない。オレは自分自身の才能(力)で昇進するんだ」
なんていうセリフがこの映画の「デンゼル・カッコイイシーン」のナンバーワンです!(笑)
監督がスパイク・リー、共演に常に主役張る人気女優・ジョディ・フォスター、
人気急上昇(らしい)、クライブ・オーウェンとそうそうたる俳優陣。
ジョディフォスターは有能で冷血な女弁護士の役が本当に似合っていた!
イヤミなくらいの強い役が似合うわぁ(^^)
クライブ・オーウェンも凄くミステリアスで迫真だった!人気があるわけですね。
スパイク・リーらしい、今の時代の流行を感じるセリフがところどころに散りばめられていて、
くすっと笑わせられました。
あー、スパイク・リーの映画見てるなー!みたいな。
娯楽として楽しめる作品になっていると思います。
あまりサスペンスを期待していると裏切られた感が出るのでは?と私は思ったので
デンゼルのかっこよさと、雑多な人種の都市NYの雰囲気を楽しめたらgood!ではないかと。。(笑)
字幕が戸田の奈っちゃん(戸田奈津子)だったのですが、
彼女の字幕はこういう現代の風俗風刺の入った映画がとても似合っているような気がします。
團菊祭を見に歌舞伎座に行ってきました。 [すきなこと]
大好きな團十郎パパの復帰公演、ということで行ってきました、歌舞伎座!
”團菊祭 5月大歌舞伎”とある。歌舞伎座前にて。
実は、私はご多分に漏れず、始めは團十郎の息子である海老蔵(その頃はまだ新之助だった‥)が見たくて見に行った歌舞伎座ですっかり團十郎が気になり、TVなどにも出演されたお姿を拝見しているうちに『團パパ!(><)』と呼ぶまでに惚れてしまったのであります。(し、失礼よね。。)
いやー‥彼の親ばかな所がいいんですよ!!(‥‥。)
これが自分自身に降りかかろう親バカだったらそんな問題じゃないんですけど、他人事なので。。(笑)
私のパパへの愛を語るのはこれくらいにしまして(^^;公演の感想を。。
スッゴク良かった!!!
團パパ目当てで昼の部を観に行き、パパの演目前のお芝居”江戸の夕映え”は「海老がでるんだぁ」位にしか思ってなかったんですが、やられました。。(><)海老のオハコな、いい男役でメロメロになっちゃいました(^^;
元々海老蔵は立役(簡単に言うと男役の意)でこんな良い男の役が多いと思うんですけど、この役も凄くカッコイイ役で!
最後、海老演じる旗本武士が目を伏せて感情を表現するシーンがあるんですけど、それがまた切なさが現れていて。。引き込まれました。海老が出てる夜の公演も見よう!と決意したほどです。。。
後で知ったのですが、この作品、團パパが演出していました。
どうりで海老が天下無敵にイイ男な訳だ!と合点がいきました(笑)
團パパ復帰の演目”外郎売”はさすが!な堂々たる存在感。團パパの声聞いて「あ~パパがいる~」とちょっと感動。
これって歌舞伎に限らず生で観るエンターティメント全部に言えることだと思うんですけど、役者さんと観客の間合いというか呼吸があって、同じ演目でも違うんですよね。。歌舞伎もしかりで、よくお客の反応に対する演者の遣り取りがあったりして。この演目もパパの復帰作って皆知ってるから共演者の人も観客も皆でお帰りムードってカンジでした(^^)
夜の部も観たくなってチケット買おうとしてたら偶然、席を空かせたくない、と余ってた方からお譲り頂けました。私、ツイてる!これは是非見ていけ、ってことなんだわ!とウキウキ(^^)
海老の女方舞踊(彼は前述の通り主役級のカッコいい男の役ばかり演じているのです)が見れるとワクワクして見ました。海老の立役をみると私は「明治や江戸の頃、歌舞伎役者に入れあげていた女子の気持ちが分かる気がする・・」と惚れ惚れしてしまうのですが(笑)
まだまだ女方役者さんには叶わないのかもしれませんが、中々ステキで、これから場数踏めば海老ならではの美しい女方を演じられるようになるのでは?と楽しみになりました。
カッコイイ男も演じられて美しい女も演じられたら歌舞伎世界では最強なんじゃないでしょうか。。。?(笑)
次、歌舞伎座でパパが出るのはいつだろう??
桟敷席で吉兆のお弁当食べながら見るのが夢な私であります(笑)
今期は一味違うぞ、スワローズ19番! [野球]
マジ絶好調です石川投手!
これから負けのつく試合だって当然あるんでしょうけど、
そんなことは気にならないくらい!絶好調な気がします。イェーィ(^^)v
石川投手が投げる日に観戦に行かれる方は、
ちゃんと試合開始に間に合うように行かないと、石川投手の登板を見逃す恐れがあります!
(え。ちょっと大げさすぎ?)
だって三振が多いから試合が早い早い!
(ヤクルトの攻撃の速度単位が分や秒でなく、光年単位だと言うことは取りあえずおいて)
間に合いませんでしたよ。。。。私(;_;)
映画『アントワン・フィッシャー君の帰る場所』 [cinema]
最愛・デンゼルワシントンが初監督した作品。
海軍中尉の精神科医を演じるデンゼルはもう文句無しでイイ男なんですが、
監督としてもソツなくこなしていたカンジです。
映画(演技?演劇?)を知り尽くしたからこその、安定感と申しましょうか。
主役のデレク・ルークも乱暴者ででもシャイな青年を自然に演じていて中々やるな、と(^^)
孤独の青年が自分を磨いて愛情を手に入れ、いっぱしの大人に成長していく様が書かれていました。
決して押し付けがましくなく、ほんのり、じんわりと伝わってくる人間の情を感じました。
。。。。
しかし、デンゼルには海軍士官の制服も凄く似合っているんだけど(順位的には第2位)、
やっぱり一番しっくりくるのは陸軍士官の制服かなぁ。。。
次回作の話題を聞かなくなって結構経つので早く新作が見たいな~!(><)
私はアメリカ大統領の役を演じるデンゼルが見たいっ!!
ヒーローなデンゼルですね。。。**
東京ヤクルトスワローズ? [野球]
‥はい、正直申しまして、改名(?)したチーム名を聞いて正直思ったものです。
ダッサ・・・。
”東京”って付くと何もかもがダサくなるんだなぁ。。。
いやいや。
何か色々提携先が決まったりしてるということは、
東京密着というコンセプトに共感してくれる企業が多いからであって、理に叶っているんだ!
ユニフォームも一新!するということだし、期待しちゃうな~♪
BEAMSということは、デザインに力を入れているってことと同意に違いない!!ワァオ!
そう、心を躍らせておりました。
が。
。。。。。先ほど新ユニフォームお披露目の模様をニュースで拝見しました。
本当、ダサいから。。。
(前ユニフォームの方がカッコよかっ。。。。。。)
マジ勘弁してくださいよ。。。。。m(_ _)m
BEAMSは悪くないと思いたい。。。だって最終決定を下すのはヤクルト側だから。
野球の日本代表のユニフォームみたい。。
石川投手も今日は余り良い出来ではなかったようですし、ちょっとブルーな1日になりました。トホホ。
** あくまでも一個人の意見です。新ユニフォームを好きな方、ゴメンナサイ **
映画『8mile』 [cinema]
エミネム、演技上手いじゃーん!!
びっくりしました。
こう、現実と夢の狭間で揺れる気持ちとか、家族に対する愛情と屈折とか。
すごく伝わってきました。
この映画を見た知人は「もっと夢に向かってスケールのある話だと思ってたから味気ない」
などとほざいてましたが、私には逆にそのこじんまり感がかえってリアルに感じさせてくれました。
こういう現実を抱えて夢みて頑張ってる人っていっぱいいるんだろうなーって。
いつまでたっても大人になりきれないお母さんをキムベイシンガーが演じたんですけど、良かったなぁ。
さすが!ってカンジでした。
それにしても、アメリカって国は本当に差別が激しい国ですね。
白人が黒人を差別、とは映画でもよく取り上げられてるけど黒人が白人を、ってのもあるんですからねぇ。
それで最下層が黄色人種なんでしょ?
人間に差別意思がまったく無い、とは思えませんが、いつまでも差別意識を育んじゃう土壌ってイヤですねー。
移民国家なら、もう人種どんなんだっていいじゃん?と単純に考えてしまいます。
ちなみに、HPは詳しくないんですが、クーリオ、ノートリアスなどのバッドボーイ系が好きな私です。
サントラはバッドボーイズ系ラッパーも参加してると聞いたし。。。
エミネムのアルバムも聞いてみたくなりました(^^)
WBC? [野球]
思った通り、酷い大会ですね。
あんなに必死なイチロー選手が逆に気の毒に思えます。。
今までの運営を見ていたら、そりゃ、日本出身のメジャーリーガーも
「出なくてよかった」って安心しているんではないですかね。
大事な戦力を出して、その戦力が怪我して帰ってきたヤクルト球団を見て、
「あまり出さなくてよかった」と思ってる監督だっているはず。。。(私が監督ならそう思う)
私はアメリカの野球が、決して日本の野球と比べて
手放しで褒め称えるほど素晴らしいとは決して思っちゃいませんが
(アメリカに習うところは沢山あっても!)
アメリカには
アンタ達が誇りに思う野球が好きで、プレイしているアメリカ以外の国の野球人に謝れ!
と思わずには居られません。
こんなに腐った国だったのか、アメリカ。。
国際大会を標榜するなら、審判を第三国から選ぶことが当然だと知っていろ、と言いたい。
利益と利権に目がくらむからこんなことになるんだ!
前回の日本代表の野球が余りにも。。。だったので
(プロが入る)野球の国際試合を余り見たいとは思ってなかったんですが、
トンデモナイコトになったので韓国戦は見ようと思います。
日本って弱かったんだーと思っていたところに、それ以上ダメダメだったアメリカ。。
ある意味、すごい大会だ。